コンビニ証明書の確認方法
登記手続きで必要となる、戸籍・住民票・印鑑証明書・戸籍附票は、該当の市町村が対応していれば、コンビニで取得できることとなった。
コンビニ証明書は、A4サイズの普通紙に印刷して発行されるため、肉眼では偽造の有無やその原本性を確認することは困難である。
コンビニ証明書については、次の2つの確認方法を両方行う必要がある。
- ①コンビニ証明書の記載内容が偽造されているかどうかについての確認方法
- スクランブル画像の照会による。
- 裏面のスクランブル画像を一定の条件でスキャン(JPEG)。
- 専用のウェブサイトへ送信。
- 解析された画像と手元のコンビニ証明書の記載内容を照合。
※なお、スクランブル画像のコピーであっても解析は可能なため、原本性の確認にはならないことに注意。
- スクランブル画像の照会による。
- ②コンビニ証明書が原本であるかどうかについての確認方法
- 偽造防止検出画像により確認する。
- 裏面に偽造防止検出画像が印刷されており、その画像に赤外線をあてる。
- 原本であれば、「証」の字が浮かび上がる。
- コンビニ証明書をコピーしたものであれば、この文字は浮かび上がらない。
- 偽造防止検出画像により確認する。
登記手続きにおけるポイント
- 法務局でも原本性の確認は行われるため、内容に偽造はなくても、原本でなければ、添付書類の不備となり、原本の提出を求められる(R2.2.14鳥取地方法務局米子支局確認)
- コンビニ証明書は、裏面のスクランブル画像や偽造防止検出画像も含めて確認対象となるため、原本還付書面を作成する際は、裏面についても作成する必要がある。